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ORTHODONTIC
矯正治療について
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矯正中に滑舌は悪くなる?話しにくいときの対処法

「矯正を始めると、滑舌が悪くなりますか?」
「マウスピースをつけるとサ行が言いにくいと聞いて不安です」
「仕事で人と話すので、話しにくくなるのが心配です」

矯正治療を検討している方から、このような相談をいただくことがあります。

矯正治療は、歯並びや噛み合わせを整える治療ですが、装置を口の中に入れる以上、治療開始直後に「話しにくい」「発音しにくい」「滑舌が変わった気がする」と感じることがあります。

結論からお伝えすると、矯正中に一時的な話しにくさや滑舌の違和感が出ることはあります。特に、装置をつけた直後、マウスピースを新しいものに交換した直後、舌側矯正を始めた直後などは、口や舌が装置に慣れていないため、発音に違和感が出やすい時期です。

ただし、多くの場合は時間とともに慣れていきます。最初は気になっていた発音も、数日から数週間のうちに自然に話しやすくなる方が多く、ずっと同じように話しにくさが続くとは限りません。

大切なのは、「矯正をすると必ず滑舌が悪くなる」と決めつけることではありません。どの装置で、どのくらい影響が出やすいのか、どんな発音が気になりやすいのか、どう対処すればよいのかを知っておくことです。

この記事では、矯正中に滑舌が変わる理由、ワイヤー矯正・マウスピース矯正・舌側矯正での違い、話しにくいときの対処法、医院に相談した方がよいケースについて、わかりやすく解説します。

目次

  1. 矯正中に滑舌が悪くなることはある?
  2. なぜ矯正装置で話しにくくなるのか
  3. ワイヤー矯正で起こりやすい話しにくさ
  4. マウスピース矯正で起こりやすい話しにくさ
  5. 舌側矯正は滑舌に影響しやすい?
  6. 話しにくいときの対処法
  7. 相談した方がよいケース
  8. まとめ

1. 矯正中に滑舌が悪くなることはある?

矯正中に滑舌が悪くなったように感じることはあります。

特に治療開始直後は、口の中に今までなかった装置が入るため、唇・頬・舌の動きが一時的に変わります。普段は無意識に行っている発音も、装置が入ることで空間の感覚が変わり、「少し話しにくい」「舌が引っかかる」「言葉がこもる」と感じることがあります。

ただし、これは必ずしも異常なことではありません。新しい靴を履いた直後に歩き方が少しぎこちなくなるように、口の中も新しい装置に慣れる時間が必要です。

話しにくさが出やすい音としては、サ行、タ行、ラ行、シ、チ、リなどが挙げられます。これらは舌先や前歯の近くの空間を使って発音するため、装置の影響を受けやすいことがあります。

一方で、すべての方が強く話しにくくなるわけではありません。違和感がほとんどない方もいますし、最初の数日だけ気になって、その後は自然に慣れてしまう方もいます。

つまり、矯正中の滑舌の変化は「起こることがあるが、多くは一時的」と考えるのが現実的です。

2. なぜ矯正装置で話しにくくなるのか

発音は、舌、唇、歯、あご、口蓋、息の流れが細かく連動して作られています。

普段は意識していませんが、私たちは言葉を話すとき、舌を前歯の裏に近づけたり、歯と舌の間に空気を通したり、唇の形を変えたりしています。そこに矯正装置が入ると、舌や唇の動きにわずかな変化が起こります。

ワイヤー矯正では、ブラケットやワイヤーが唇や頬に当たり、口の動かし方が少し変わることがあります。マウスピース矯正では、歯全体を薄い装置で覆うため、歯の厚みが少し増えたように感じ、舌の当たり方が変わることがあります。舌側矯正では、装置が歯の裏側につくため、舌が直接装置に触れやすく、発音への影響を感じやすい傾向があります。

特にサ行のように、前歯の近くで空気を細く通して作る音は、口の中のわずかな変化でも違和感が出ることがあります。話している本人は強く気にしていても、周囲からはそれほど気づかれないこともあります。

滑舌の変化は、歯が悪くなったという意味ではありません。装置によって口の中の環境が変わり、舌や唇が新しい状態に慣れるまでに時間がかかっている状態です。

3. ワイヤー矯正で起こりやすい話しにくさ

ワイヤー矯正では、歯の表面にブラケットをつけ、そこにワイヤーを通します。表側矯正の場合、装置は主に唇側にあります。そのため、舌に直接当たる影響は比較的少ないものの、唇や頬の動きに違和感が出ることがあります。

装置をつけた直後は、唇が閉じにくい、口元が動かしにくい、発音時に唇が引っかかるように感じることがあります。特に、ブラケットの厚みに慣れるまでは、話すときに口元を意識しすぎて、普段より不自然に感じることがあります。

また、装置が頬や唇に当たって痛みや口内炎ができると、話すときにそこを避けようとして発音しにくくなることもあります。この場合は、歯が動く痛みというより、装置が粘膜に当たることによる話しにくさです。

ワイヤー矯正で話しにくさを感じる場合でも、多くは慣れとともに軽くなっていきます。どうしても装置が当たって痛い場合は、矯正用ワックスを使ったり、医院で装置の当たり方を確認したりすることで改善できることがあります。

4. マウスピース矯正で起こりやすい話しにくさ

マウスピース矯正では、透明な装置を歯全体にかぶせて使います。ワイヤーやブラケットがないため見た目は目立ちにくいですが、歯の表面に薄い装置が加わることで、舌の当たり方が変わることがあります。

特に最初に感じやすいのは、サ行やタ行が言いにくい、少し舌足らずに聞こえる、言葉がこもる、といった違和感です。マウスピースの厚みそのものは大きくなくても、発音は非常に細かい舌の動きで作られているため、わずかな厚みでも気になる方がいます。

ただし、マウスピース矯正の話しにくさも、多くの場合は慣れによって改善していきます。装着時間を守ってしっかり使っている方ほど、口の中が装置に慣れやすくなります。

反対に、話しにくいからといって日中に外している時間が長くなると、装置に慣れるまでの時間が長引くことがあります。マウスピース矯正では、治療効果のためにも、滑舌に慣れるためにも、決められた装着時間を守ることが大切です。

また、マウスピースが浮いている、縁が舌に強く当たる、特定の場所だけ痛いという場合は、装置の適合や形を確認した方がよいことがあります。

5. 舌側矯正は滑舌に影響しやすい?

舌側矯正は、歯の裏側に装置をつける矯正方法です。表側から装置が見えにくいという大きなメリットがありますが、滑舌への影響は比較的出やすい治療方法です。

理由は、装置が舌に近い位置にあるからです。発音するとき、舌は前歯の裏側や上あごの近くに触れながら動きます。そこに装置があると、舌の動くスペースが狭くなったり、舌先が装置に当たったりして、話しにくさを感じることがあります。

特にサ行、タ行、ラ行などは影響を受けやすいことがあります。話すと舌が当たって痛い、発音がこもる、舌が疲れると感じる方もいます。

ただし、舌側矯正でも多くの場合は時間とともに慣れていきます。最初から完璧に話そうとするとストレスが大きくなるため、まずはゆっくり話す、口をしっかり動かす、音読して舌の動きを慣らすことが大切です。

人前で話す仕事をしている方、接客業の方、面接や発表を控えている方は、治療開始のタイミングや装置の種類について事前に相談しておくと安心です。

6. 話しにくいときの対処法

矯正中に話しにくいと感じたときは、いくつかの対処法があります。

まず大切なのは、焦らずに装置に慣れる時間を作ることです。最初の数日は違和感があっても、口の中は少しずつ新しい状態に慣れていきます。「最初からいつも通り話せないといけない」と考えすぎないことが大切です。

次に、声に出して練習することです。黙っている時間が長いと、装置に慣れるまで時間がかかることがあります。短い文章を音読する、好きな本を声に出して読む、ニュース原稿のような文章をゆっくり読む、家族と会話するなど、無理のない範囲で口を動かす練習をしてみましょう。

特にサ行、タ行、ラ行が気になる方は、その音が入った言葉をゆっくり発音してみるのもよいでしょう。早口で話そうとせず、最初はゆっくり、はっきり話すことがポイントです。

マウスピース矯正の場合は、装着時間を守ることも対処法のひとつです。話しにくいからと外してしまうと、その場では楽でも、慣れるまでの時間が長引くことがあります。必要な場面以外では、できるだけ指示通り装着しましょう。

装置が当たって痛い場合は、矯正用ワックスを使えることがあります。特にブラケットやワイヤーが頬や唇、舌に当たる場合は、ワックスで保護することで話しやすくなることがあります。

水分をこまめにとることも大切です。口の中が乾くと、舌や唇が動かしにくくなり、話しにくさを感じやすくなります。特にマウスピース矯正中は、口の中の乾燥を感じる方もいるため、水分補給を意識しましょう。

7. 相談した方がよいケース

矯正中の話しにくさは、多くの場合一時的なものですが、次のような場合は医院に相談してください。

・数週間たっても強い話しにくさが続く
・装置が舌や頬に強く当たって痛い
・口内炎が繰り返しできる
・マウスピースの縁が舌に当たって痛い
・装置が浮いている、合っていない感じがする
・仕事や学校生活に大きな支障がある
・発音の違和感が強く、不安が大きい

装置の当たり方を調整するだけで楽になることもあります。マウスピースの一部が強く当たっている場合や、ワイヤーの端が刺激になっている場合は、自己判断で削ったり曲げたりせず、医院に相談してください。

また、人前で話す予定がある方は、早めに相談しておくことをおすすめします。面接、発表、結婚式、接客、営業、配信、電話対応など、話すことが重要な場面がある場合は、治療開始や装置調整のタイミングを考えることで不安を減らせる場合があります。

8. まとめ

矯正中に滑舌が悪くなったように感じることはあります。装置が入ることで、舌や唇の動き、口の中の空間、息の流れが一時的に変わるためです。

特に、マウスピース矯正ではサ行やタ行が言いにくくなることがあり、舌側矯正では舌の動きに影響が出やすい傾向があります。ワイヤー矯正でも、装置が唇や頬に当たることで話しにくさを感じることがあります。

ただし、多くの場合、話しにくさは一時的です。装置に慣れることで自然に改善していく方が多く、音読や会話練習、ゆっくり話す工夫、水分補給、矯正用ワックスなどで対処できることがあります。

大切なのは、必要以上に不安になりすぎないことです。矯正治療中の滑舌の変化は、装置に慣れる過程で起こることがありますが、多くは時間とともに落ち着いていきます。

「仕事で話す機会が多い」
「学校の発表が不安」
「マウスピースをつけると話しにくい」
「舌側矯正を考えているけれど滑舌が心配」

そのような方は、治療前や治療中に遠慮なくご相談ください。川崎スマート矯正歯科では、歯並びだけでなく、治療中の生活や話しやすさについても、患者さん一人ひとりに合わせて丁寧にサポートしています。

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