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すきっ歯

すきっ歯とは

鏡に向い「イー」と発音してください。お隣同士の歯と歯の間に隙間があいていませんか?
上下ではなくお隣同士の歯と歯の間に隙間がある症状をすきっ歯といいます。

すきっ歯

前歯2本だけが開いている場合や、歯全体、あるいは奥歯が開いている場合などいろいろありますが、奥歯や歯全体に隙間がある場合を空隙歯列(くうげきしれつ)、前歯と前歯の間に隙間がある症状を正中離開(せいちゅうりかい)といいます。
すきっ歯は乳幼児などの子供に多く見られますが、永久歯が生えてくる前でしたら心配ありません。乳幼児の場合は歯に隙間があるおかげで、乳歯より大きな永久歯が生えてくるスペースを確保することができ、生えそろった後はきれいな歯並びになります。問題なのは大人のすきっ歯。一番見える場所なので、矯正の相談の中でも多い症状です。

すきっ歯の原因について

すきっ歯の原因には、歯を支えている顎と歯の大きさの不調和が影響しています。
顎の骨が正常な場合は、綺麗な状態で歯が生えてきます。ところが、顎の骨が狭いと歯の治まる場所がないため、八重歯や乱杭歯のようい不揃いな歯並びとなってしまうのです。その逆に顎の骨が広いと、歯が生えてくるスペースがあり過ぎるため、すきっ歯となってしまいます。
大きく分けると次の3つの原因が考えられます。

  • 歯とあごのバランスが悪い
    顎に対し歯の大きさが小さい、その逆に、歯に対し顎が大きいような場合、歯と歯の間に隙間ができてしまいます。前歯だけが開く場合や、歯全体が開いている、あるいは奥歯と奥歯の間に隙間があるなど、開く場所は人によってさまざまです。
  • 歯の本数が不足している
    一般的に、大人の永久歯は28本(上歯14本・下歯14本)。まれに、遺伝や先天的な理由でこれよりも少ないことがあり、通常より歯の本数が足りないためにすきっ歯になってしまいます。ただし、発育などへの影響はありませんので安心してください。
  • 顎の中に歯が埋まっている
    何らかの原因により、前歯の根元付近に歯(過剰歯)が埋まっていることがあります。そのため、前歯と前歯の間に隙間ができてしまうのです。

すきっ歯のリスクは?

歯と歯の間に隙間があると、しゃべる時に歯の間から空気が漏れてしまいます。とくにサ行が発音しにくく不明瞭となり、聞き取りづらいと言われています。また食べ物の繊維が歯の間に詰まりやすくなり、虫歯や歯周病、口臭の原因にもなりやすいといわれます。口をあけたときに歯茎が見えてしまうこともあり、コンプレックスとなってしまうようです。

本来歯は、隣の歯と適切な接触をすることにより咬む力を分散し逃がします。

接触がない歯は過重負担になり、欠けたり、揺れが出たりして歯の寿命に影響する場合があります。

すきっ歯の治療時期

大人のすきっ歯ならば、出来るだけ若いうちに治す方がいいでしょう。
歯周組織も若い方が治す期間も短くなります。
全体に隙間がある場合は、歯や顎の大きさ、隙間の度合などによっても異なりますが、上顎・下顎を含めた全体を矯正します。

すきっ歯の治療方法と装置

マルチブラケット インビザライン リテーナー
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